2014.5.27 News / 登山 / 人物・団体 /

山岳観光、道路整備で連携 甲信越静サミット 広域交流圏めざす

 山梨、新潟、長野、静岡の4県でつくる「中央日本4県サミット」の第1回会議が26日、長野市内で開かれた。4県は山岳高原観光の振興や幹線道路のインフラ整備、防災・危機管理対策といった共通課題で情報交換するとともに、共同歩調で国や鉄道各社などに働き掛けをする「広域交流圏」実現を目指すことを確認した。

 横内正明知事、新潟県の泉田裕彦知事、長野県の阿部守一知事、静岡県の川勝平太知事が出席。4県の共通テーマである防災に絡めて長野市の気象庁松代地震観測所を視察した後、同市内のホテルで会議を開いた。

 会議で横内知事は大雪被害に対する支援に感謝の意を伝えた後、「中部山岳地帯に位置し、文化でも共通点がみられる。4県の新しい連携で各県の発展に向けて取り組みたい」とあいさつした。

 4知事の協議では、南アルプスや中央アルプス、富士山など山岳観光の環境改善に取り組むことを決めた。JR身延線や小海線、飯山線などのローカル線を使ってゆっくりと旅を楽しむ鉄道観光の実現に向け、JR各社に働き掛けることを確認。震災や原発事故に備えて中部横断自動車道などの道路整備、住民避難も視野に入れた住民レベルの日ごろの交流強化に取り組むことを申し合わせた。

 会議の呼び掛け人を務めた阿部知事は「道路整備や山岳観光、災害時の広域避難など共通する課題は、広い枠組みで取り組むことが重要だ」と発言。4県で本州中央部広域交流圏の実現を目指す意向を述べ、各知事が了承した。

 会議後の会見で、横内知事は「4県は国の出先機関や地域区分などブロックとしてははざまに位置する。4県を交流圏にくくることで互いに情報交換を進め、共同で行動していきたい」と述べた。

 【写真】気象庁の担当者から説明を受ける横内正明知事(左から3人目)=長野市の気象庁松代地震観測所

(2014年5月27日付 山梨日日新聞)
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