時代映すひな人形300体 南ア・安藤家住宅で展示

昭和30年代まで流行した御殿飾り雛。子どもが豊かに暮らせることを願って飾られたという=南アルプス市西南湖

江戸の享保年間に流行した「享保雛」。はかまに綿を入れ膨らませている=南アルプス市西南湖

 南アルプス市西南湖の重要文化財・安藤家住宅で、江戸時代中期から昭和期までのひな人形を紹介する「ひなまつり」が開かれている。市内で飾られていた人形約300体を展示している。
 山梨独自の人形飾り「横沢びな」や、江戸の享保年間に流行した「享保雛」、昭和30年代ごろまで流行した「御殿飾り雛」などが並ぶ。横沢びなは、甲府市の旧横沢町にあったひな問屋で明治、大正期に制作された添えびなで、躍動感ある手足の表現や豊かな表情が特徴。背面は千代紙が張られるなど質素な作りで、農村部では売り子が担いで売り歩いていたとされる。
 このほか、昭和30年代に市古市場の家庭で飾られたひな壇を再現したコーナーもある。
 28日、3月7日、同15日午前10時~正午には琴の演奏会も開く。展示は4月6日まで。午前9時~午後4時半。火曜休館。入館料は一般300円、小中高生100円、未就学児無料。

(山梨日日新聞 2026年2月27日掲載)

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