2013.1.08 News / 登山 / 山小屋 /

南アルプス・北沢駒仙小屋リニューアル シャワー、乾燥室を完備

 老朽化に伴い建て替え工事が進められていた南アルプス・甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳の登山拠点となる北沢駒仙小屋が完成した。新たに更衣室や登山装備の乾燥コーナーを設けたほか、登山者の安全確保のため、小屋が営業していない時期に利用できる避難小屋も建てた。夏山シーズンに合わせて本格的な運営を始める。

 南アルプス市観光商工課によると、小屋は木造2階建て、延べ床面積は約270平方メートルで収容人数は56人。標高1980メートルに位置する。年間約7000人が利用していることから、登山者のニーズに対応しようとシャワールームや登山装備の乾燥コーナーなどを設けた。小屋に隣接した避難小屋は数人が入れるスペースがあり、緊急時に使うことができる。昨年5月に着工し、11月上旬に建て替えが完了した。

 小屋は1930(昭和5)年に北沢峠周辺の開拓者として知られる竹沢長衛が建築し、1996年に旧芦安村に譲渡された。合併後は市直営となり、2006年からNPO法人芦安ファンクラブに管理を委託している。

 小屋については、2009年に行った木造住宅耐震診断で「倒壊の危険がある」との診断結果が出たため、市は建て替えに向けて建設検討委を発足。具体的な小屋の設備などについて協議してきた。

 小屋は保健所の検査などを経て、6月から本格的に営業する。同課担当者は「南アルプス登山の拠点として、多くの人に利用してもらいたい」と話している。

 (2013年1月8日付 山梨日日新聞)
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