2013.1.08 News / 登山 / 山小屋 /

伊那市、「長衛小屋」に名称戻して 南アルプス市に要望…月内にも結論

 南アルプス市と長野県伊那市境の北沢峠にある「北沢駒仙小屋」をめぐり、伊那市が小屋を管理する南アルプス市に、2006年まで使われていた「長衛小屋」に名称を戻すよう要望している。伊那市は、小屋を建てた竹沢長衛の出身地。片や、南アルプス市は「登山者の混乱を招く」と、伊那市が管理する「長衛荘」の名を変えるよう主張する。話し合いは平行線だ。

 小屋は、竹沢長衛が北沢峠初の登山拠点として1930年に建てた。伊那市は地元ゆかりの人物の名を後世に残そうと南アルプス市に改称を働き掛けている。北沢峠にある2代目長衛が建てた「長衛荘」との混同を避けるため、「峠の長衛荘」と「北沢の長衛小屋」への改称を提案した。

 一方、南アルプス市の中込博文市長は「長衛の名が付く小屋は1カ所にするべきだ」と指摘。南アルプス市が2006年に名称を変えた理由も同様で、今回の伊那側の要望に対し、「長衛荘」の名を変えるのであれば、北沢駒仙小屋の改称に応じるとしている。両市は話し合いを進め、1月中をめどに結論を出すことにしている。

 (2013年1月8日付 山梨日日新聞)
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