希少野生動植物種 保護区の指定へ現地調査 県検討委発足 櫛形山と三ツ峠で

 県希少野生動植物種保護条例に基づき、希少種や生息地保護区の指定に向けた学術調査などを行う県の検討委が23日、発足した。今後対象となる種を指定し規制措置を講じるなどの基本方針案を確認したほか、保護区を指定するため、8-9月にホテイアツモリ、キバナノアツモリソウ、アツモリソウを対象に櫛形山と三ツ峠で調査することを決めた。

 甲府・県民会館で開いた初会合では植物、ほ乳類、鳥類など各分野から14人を委員に委嘱。委員長に中村司・山梨大名誉教授を選任した。

 基本方針案は(1)特に保護を必要とする種を明らかにし、捕獲・採取の規制などの措置を講ずる(2)生息地の保全、人工増殖の事業を推進する-をはじめとした基本姿勢や指定希少種の選定基準などを明記した。県環境保全審議会での審査を経て正式決定する。

 櫛形山と三ツ峠での調査は、高山植物の生息・生育範囲の確認や個体数、生息環境の状況などを把握する。

 希少動植物種の指定は、「県レッドデータブック」で「特に絶滅の恐れがある」としている487種から候補の選定を進めて、12月に開く次回検討委で指定案を決める。

 希少動植物保護をめぐっては、県が05年にレッドデータブックを作成。06年11月に県希少野生動植物保護対策検討委が保護策の条例化を提言したことを受け、県が条例化した。

(2007年7月24日付 山梨日日新聞)
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