2007.3.06 News / 自然文化 / 寺社 /

駒ケ岳神社の本殿“復活” 北杜市白須 焼失から4年半ぶり 神楽、太鼓で完成祝う

 北杜市白州町白須の甲斐駒ケ岳神社(伊藤裕久宮司)が再建を進めていた本殿が完成し、10月28日、しゅん工式が行われた。火災で焼失してから約4年半ぶりの“復活”で、再建に当たっては、地元住民や信者らからも浄財が寄せられた。同日は完成した本殿にお参りする信者の姿も多く見られた。

 約270年前、山岳信仰を本旨とする駒ケ岳講の信者によって建立されたとされる同神社。本殿は戦後に再建されたが、2002年3月、入山者のたき火が原因で全焼した。境内の神楽殿や社務所は無事だったが、本殿近くの杉も焼けた。

 完成した本殿は、焼失した本殿と同様、拝殿と神殿部分からなる木造平屋。ヒノキやケヤキなどを使用していて、建築面積は約70平方メートル。火事で燃えた杉の使える部分を製材して板敷きなどに活用している。昨年3月ごろから、焼失した本殿の写真などを基に工事を進めていた。

 再建費は約3000万円。神社の世話人会の役員を中心に再建委員会を組織。地元住民や県山岳連盟などに協力を呼び掛けたところ、約1000人から浄財が集まったという。

 式では、竹宇昇神団による神楽の奉納、神鼓流神太鼓の演奏があった。

 伊藤宮司は「皆さんの温かい支援のおかげで、素晴らしい本殿を再建することができた。心から感謝する」と話している。

【写真】約4年半ぶりに再建された本殿=北杜市白州町白須

(2006年11月1日付 山梨日日新聞)
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