2006.4.10 News / 特産・土産 /

南ア市のNPO、モモの花でジャム特産化へ 甘酸っぱい香り、芳醇な味わい…

 南アルプス市の住民でつくるNPO法人「南アルプスファームフィールドトリップ」(小野隆理事長)は、モモの花を加工した「桃の花びらジャム」を開発した。紅茶などに溶かして飲むと、甘酸っぱい香りが広がり、芳醇(ほうじゅん)な味わいになるという。小野理事長は「桃源郷ならではのジャムを、地域の新たな特産品として普及させていきたい」と意気込んでいる。

 花びらジャムは、湯に溶かすと淡いピンクの花びらが浮かび上がる。パンなどに付けるよりも、湯や紅茶に溶かして飲むのに適したジャムだ。

 花びらは、モモ栽培の摘花作業で摘む花を有効活用した。これまで捨てるほかなかったが、小野理事長が考案した。

 初めて試作した昨春は、ピンク色をうまく出せずに失敗。加熱具合などを研究し、3月に再び試作して透明感のあるピンク色のジャムを完成させた。

 自慢の品をお披露目する場は、9日に同市で開かれる「南アルプス桃源郷マラソン大会」。会場となる櫛形総合公園に設けられる市内のNPO法人の活動紹介ブースで、1瓶(140グラム)500円で販売するほか、湯に溶かしたジャムの試飲サービスを行い、市民ランナーや見物客らにPRする。

 前日のジャム造りでは、市内のNPO法人「芦安ファンクラブ」のメンバーが花びらの収集などに協力。NPOのネットワーク整備を推進している市が橋渡し役となっており、今後も複数のNPOが連携したジャムの普及活動を進めていく考えだ。

(2006年4月9日付 山梨日日新聞)
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