山岳遭難最多48件 県内上半期 87%が単独の登山者
山梨県警が28日発表した今年上半期(1~6月)の山岳遭難の発生状況によると、発生件数は昨年同期より17件増の48件、遭難者数は同21人増の54人で、いずれも過去最多だった。死者数は同2人増の9人。
県警によると、発生件数、遭難者数とも、これまで最多だった2013年上半期を上回った。単独登山者の遭難は42件あり、全体の87.5%を占めた。天然の斜面を滑るバックカントリースキー中の遭難は富士山で3件あった。
遭難の原因は滑落・転落が20件と最も多く、次いで転倒が11件、疲労・発病が7件など。遭難者は県内在住者が5人。県外在住者が49人で、このうち東京、神奈川、埼玉の3都県の住民は41人だった。
山岳遭難は登山者が増える夏山シーズン(7、8月)に増加する傾向にあり、県警は登山口などだけでなく遭難者の多い首都圏でも啓発活動を実施する予定。県警地域課は「登山届の提出や危険箇所の把握など、事前にしっかり準備してほしい」と呼び掛けている。
県警の細入浩幸生活安全部長は28日の会見で、登山中にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」をプレーする登山客がいることに触れ、「非常に危険で、やめてもらいたい」と述べた。
(山梨日日新聞 2016年7月29日付)
県警によると、発生件数、遭難者数とも、これまで最多だった2013年上半期を上回った。単独登山者の遭難は42件あり、全体の87.5%を占めた。天然の斜面を滑るバックカントリースキー中の遭難は富士山で3件あった。
遭難の原因は滑落・転落が20件と最も多く、次いで転倒が11件、疲労・発病が7件など。遭難者は県内在住者が5人。県外在住者が49人で、このうち東京、神奈川、埼玉の3都県の住民は41人だった。
山岳遭難は登山者が増える夏山シーズン(7、8月)に増加する傾向にあり、県警は登山口などだけでなく遭難者の多い首都圏でも啓発活動を実施する予定。県警地域課は「登山届の提出や危険箇所の把握など、事前にしっかり準備してほしい」と呼び掛けている。
県警の細入浩幸生活安全部長は28日の会見で、登山中にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」をプレーする登山客がいることに触れ、「非常に危険で、やめてもらいたい」と述べた。
(山梨日日新聞 2016年7月29日付)