2015.8.01 News /

夏山登山、中高年の遭難急増

 山梨県内で中高年登山者による山岳遭難が急増している。県警によると、24~31日の8日間で8件、8人が遭難。いずれも40代以上で、県警地域課は「体力に合わせた登山を心がけてほしい」と注意を促している。

 同課によると、遭難した8人の内訳は40代1人、50、60、70代が各2人、80代が1人。原因別にみると、滑落・転落が3人、転倒と道迷いが各2人など。8人のうち、4人が単独登山だったという。

 31日午前10時半ごろには南アルプス・北岳の登山道で、静岡県三島市の無職女性(72)が下山中に滑落し、顔などに軽いけがを負った。

 遭難者の急増について、同課は「梅雨明け後に登山者が増え、山の天気が不安定だったことも重なった」と指摘。「山と麓の天気は大きく異なるので、登山計画を立て、装備を整え、無理のない登山をしてほしい」と呼び掛けている。

 (山梨日日新聞 2015年8月1日付)

月別
年別