2014.10.29 News /

ロングトレイル整備進む 南アルプス

 南アルプス市などでつくる南アルプス・ネイチャー王国協議会は、南アルプスの山々の登山道などをつなぎ合わせてつくるロングトレイルの整備を進めている。来春に櫛形山池の茶屋~十谷峠間(約8キロ)が開通する予定。将来的には櫛形山から南部町の貫ケ岳までの約70キロをつなげる計画で、登山初級者や中級者を対象に新しい南アルプスの魅力を発信していく。

 ロングトレイルは、長期間かけて踏破する、地域の自然や文化を楽しむことのできる歩道。近年日本各地でも整備が進んでいる。

 同協議会は、2017年度の中部横断自動車道の開通を見据えて、沿線市町が地域の活性化を目的に12年に発足。同自動車道を通過するだけでなく、地域に立ち寄ってもらうきっかけをつくろうとロングトレイルの整備を計画した。

 計画では、既存の櫛形山登山道などを利用して、富士見山、七面山、十枚山などの麓から中腹をつないでいく。自然をできるだけ生かすために、木の伐採などは最低限に抑えて、人が歩ける程度の道を確保し、人の足で踏み固めながら道をつくっていくという。

 長距離のコースになれば、一度で踏破するのは難しく、数回に分けて訪れる必要がある。南アルプス市の担当者は「何度も来てもらうことで、地域の活性化につながる」と期待している。

 【写真】南アルプス・ネイチャー王国協議会が整備しているトレイルコース

 (山梨日日新聞 2014年10月29日付)
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