南ア・チロル学園施設 農業体験宿舎に活用 都内の学校法人が検討

 今年3月に閉園した、南アルプス市芦安芦倉にある同市の山村留学施設「南アルプスチロル学園」の建物について、都内の私立学校法人が来年3月から、借りて使用する計画が浮上している。学校法人は、運営する学校に通う生徒の農業体験のための寄宿舎として活用する予定で、市教委が準備を進めている。

 市教委によると、学校法人は幼稚園や小学校、中学校、高等専修学校を運営。昨年度に生徒の農業体験をするための寄宿舎として借りたいと要請し、本年度に3回試用した。来年度からの正式な借り入れを検討している。

 借用の条件として、学校法人は浴室の増設を要望。もともと少ない人数が使用していた施設だったため、浴室の施設が一つしかなく、市はユニットバスなどの増設を考えているという。

 チロル学園は都会の小中学生の受け入れを目的に1994年に旧芦安村が開園。子どもたちが親元を離れて施設で寝泊まりし、芦安小・中に通って地域との交流を深めた。しかし、入園者数の減少や財政状況などから今年3月に閉園し、施設利用が課題となっている。

 【写真】都内の学校法人が借りる計画が浮上している3月で閉園した南アルプスチロル学園の施設=南アルプス市芦安芦倉

 (2013年12月11日付 山梨日日新聞)
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