2013.10.29 News / 自然文化 / 動物・鳥 /

ライチョウ保護 南アルプスから考える 来月、1都7県が山梨で会議 生態、生息地保全を討議

 ライチョウ保護の未来を考える第14回ライチョウ会議山梨大会(同実行委主催)が11月3~5日、南アルプス市櫛形生涯学習センターで開かれる。近年個体数が激減し、環境省レッドリストでも絶滅の危険度が高い生物として指定が見直される中、会議を通じて北岳周辺など生息地の保護、保全を考えていく。

 会議はライチョウに関わりのある1都7県で毎年開かれていて、山梨での開催は8年ぶり2回目。会議ではやまなし野鳥の会の村山力氏や信州大の中村浩志名誉教授、静岡ライチョウ研究会の朝倉俊治氏らが南アルプス周辺のライチョウの生息状況を説明する。

 3人は高山帯にシカが侵入したことによる影響なども発表する。「ライチョウ保護と高山環境の保全-新たな段階へ-」と題したシンポジウムも開く。

 ライチョウは昨年8月に更新した環境省のレッドリストで、絶滅の危険が増しているという「絶滅危惧2類」から、近い将来に野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に見直された。見直しに伴い、環境省は種の保存法に基づいた保護増殖事業計画を始めていて、会議では計画の進展状況も報告される。 

 (山梨日日新聞 2013年10月29日付)
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