芦安の伝説や昔話紹介 南アルプス市教委、散策マップ作製

 南アルプス市教委は、芦安地区に伝わる伝説や昔話を紹介するマップ「信仰と伝説に彩られた山里を歩く」を発行した。富士山の世界文化遺産登録で注目を集める山岳信仰についても、数多く取り上げている。

 表面は、虎御前の伝説や芦安地区に伝わる道祖神やどんど焼きを紹介。夜叉神峠に伝わる伝説「夜叉神のたたり」や山の神様について語った「一つ目小僧」など山岳信仰に関する昔話も掲載している。裏面には、光明寺や伊豆神社跡、虎御前の鏡立て石など11カ所の史跡をめぐる散策コースを掲載。地図上のイラストで、天狗(てんぐ)伝説や夜叉神伝説、へび石伝説などを分かりやすく説明している。

 マップはシリーズで、今回は第7弾。A3判の四つ折りタイプで、6千部作製した。市文化財課やふるさと文化伝承館などで配布している。

 【写真】芦安地区に伝わる伝説や昔話を紹介するマップ

(山梨日日新聞 2013年7月11日付)

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