2019.6.21 News /

県、南アエコパークで検討委

周遊型観光地めざす

 山梨県は本年度、ユネスコの生物圏保存地域「エコパーク」に認定されている南アルプス地域の観光振興に取り組む。登山中心の現状から、周辺の施設やイベントなどを周遊できる観光地を目指し、魅力の向上を図る。

 県観光資源課によると、エコパークの構成4市町や観光団体などで構成する検討委員会を立ち上げ、本年度中に観光振興の方向性を決めたい考え。現状は、各市町村などで行われるイベントや行事について「まとまっておらず連携が不足している」(同課)といい、統一組織をつくることで、南アルプスの周遊観光につなげたい考えだ。

 県は6月定例県議会に提出した補正予算案に、自治体や観光関係者らでつくる検討委員会の開催費用60万3千円を盛り込んだ。

 2017年に南アルプス地域を訪れた観光客数は約170万人。多くは北岳などの登山客といい、県は「櫛形山や甘利山、早川町奈良田地区など周辺エリアも盛り上げ、南アルプス地域全体で観光振興に努めたい」としている。長崎幸太郎知事は知事選で「南アルプスをグレードの高い観光地として、ブランド化を進めるための環境整備を図る」などと訴えていた。

 (山梨日日新聞 2019年6月21日掲載)

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