アツモリソウ盗掘か 南ア市で数株痕跡 監視員が県に通報

 南アルプス市内の山で希少高山植物のホテイアツモリソウが盗掘されたような跡を県の自然監視員が確認し、31日までに県中北林務環境事務所に通報した。同事務所は来週にも現地調査する方針。

 同事務所によると、自然監視員が28日午前に同市内の山中をパトロールしていたところ、自生しているホテイアツモリソウ数株が盗掘されたような穴があるのを発見した。30日に同事務所に連絡があったという。

 ホテイアツモリソウは県のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されていて、種の保存法や県の高山植物保護条例でアツモリソウなどとともに採取が禁止されている。

 同事務所は「現地調査してみなければ盗掘かどうか判断できないが、確認できれば南アルプス署に通報する」と説明。花が咲く今の時期はハイカーらが絶滅危惧種と知らずに採取するケースがあるといい、「モラルを持ち、高原植物を持ち去る行為は絶対にしないでほしい」(担当者)と呼び掛けている。

(2006年6月1日付 山梨日日新聞)
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