2016.11.12 News /

アヤメ保護へ雑草刈り取り 南ア市職員、ジット社員ら

 南アルプス市と、市内に本社があるOA関連用品製造のジットはこのほど、櫛形山でアヤメの保護活動を行い、成長を妨げる雑草を刈り取った。

 市職員や同社員、有識者らでつくるアヤメ保全対策検討会や市民グループ「櫛形山を愛する会」から約50人が参加。櫛形山の裸山エリア(標高約2千メートル)の斜面で雑草を刈った=写真。

 この日は効果的な保護方法を確認するため、作業範囲を三つのエリアに分けた。(1)刈り取った草を放置する(2)刈り取った草を別の場所に移動する(3)草刈りをしない-状況にして経過を観察し、多年草のアヤメが自生、繁殖するのに必要な環境を見極める。

 両者が結んだ協定に基づく活動。同市みどり自然課担当者は「継続して実験に取り組んでいきたい」と話していた。

 (山梨日日新聞 2016年11月12日付)

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