高山植物の保護へ林道をパトロール 環境省や南アルプス署

 環境省や南アルプス署などは3日、南アルプス国立公園内の林道で、高山植物を守るための合同パトロールを始めた。

 高山植物「ミヤマハタザオ」を無許可で採取し、自然公園法違反の疑いで摘発される事例が相次いでいることから、昨年から行っている。

 この日は、環境省や同署のほか、県や南アルプス市の担当者10人が林道をパトロール。盗掘を見かけた場合に通報を呼び掛けるチラシを登山者らに配ったほか、駐車場などにポスターを貼った=写真。

 ミヤマハタザオはチョウの愛好家から人気の高い希少種のクモマツマキチョウが卵を産み付けるため、盗掘されることが多いという。合同パトロールは6月下旬まで行われる。

(2014年6月4日付 山梨日日新聞)

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