早川芦安道、19年度完成 県側が見通し 公共事業評価委

 県公共事業評価委員会(委員長・宮崎毅東京大名誉教授)は28日、甲府・ホテル談露館で本年度1回目の会議を開き、公共事業19件を審議した。リニア中央新幹線のトンネル掘削残土を活用し、南アルプス市と早川町を結ぶ早川・芦安連絡道路の建設について、県側が2019年度に道路が完成する、との見通しを示した。

 早川・芦安連絡道路では、県担当者が全長約5キロ(うちトンネル部約3.7キロ)を整備する計画を報告した。本年度は用地買収に取りかかり、19年度までにトンネルや道路の整備を終える。リニア残土約160万立方メートルを道路の盛り土にして整備費用を削減するとし、「経済効率性や環境負荷への配慮などの観点でも実施が妥当」と述べた。

 委員からは「盛り土が大規模。環境負荷が心配だ」「ユネスコエコパークに登録される地域で自然や景観への影響を重く考慮し、場合によっては事業を見直すべきだ」などの意見が出たが、全委員8人は「事業実施は妥当」と判定した。
 評価対象の内訳は、事前評価2件、再評価・報告6件、事後評価11件。県土整備、農政の各部の担当者が事業概要、事業の効果についての事前・事後評価などを説明した。委員会は7月に現地調査を行うなどした後に、11月をめどに知事に意見書を提出する。

(2014年5月27日付 山梨日日新聞)
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