「切子」41点 精巧さ審査

 13日に南アルプス市沢登の沢登六角堂で開かれる伝統行事「沢登六角堂切子祭典」を前に、地元住民でつくる沢登切子保存会(名取守会長)は12日、沢登区公会堂で、切り紙細工「切子」の審査会を開いた。
 保存会によると、切子は和紙を重ねて「つきのみ」と呼ばれる刃物で図柄や模様を彫った伝統工芸で、300年以上の歴史があるとされる。同日は保存会員7人が、神仏や武将、動植物などを表現した41点について、デザイン性や切り口の精巧さなどの観点で審査した=写真。
 切子の展示は13日午後1時~8時半。祭典では子どもみこしや大道芸、民謡踊りなどもある。

(山梨日日新聞 2025年10月13日掲載)

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