2010.2.02 News / その他 /

最大出力100キロワット 水力発電稼働 南ア市で竣工式

 南アルプス市は1日、同市芦安芦倉で整備を進めていた水力発電施設「金山沢川水力発電所」の竣工(しゅんこう)式を行い、稼働を始めた。県によると、県内自治体による水力発電施設の稼働は都留、北杜の両市に続いて3例目。

 施設は同所の金山沢川沿いに設置。クロスフロー水車を使用し、川の流れを利用して水車で発電する。最大出力は100キロワット。年間発電量は74万キロワット時で、電力は芦安山岳館などの公共施設で利用する。年間約400トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながるという。

 同日開かれた式典には関係者約50人が出席。神事や完成を祝うテープカットを行った後、今沢忠文市長が発電所の起動スイッチを押して稼働を始めた。今沢市長は「温暖化防止対策として着実かつ積極的な推進を図っていきたい」とあいさつした。

【写真】式典で発電所起動のスイッチを押す今沢忠文市長=南アルプス市の芦安山岳館

(2010年2月2日付 山梨日日新聞)

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