県山岳連盟が中国7000メートル峰に挑戦 創立60周年「海外」は12年ぶり

 県山岳連盟(内藤順造会長)は来夏、創立60周年事業として中国のムスターグ・アタ(7,546メートル)に登山隊を派遣する。連盟の登山隊が海外の山にアタックするのは12年ぶり。前回(1996年)はカラコルムのディラン(7,257メートル)に未踏の南面から登頂を目指したが天候不良のため標高6700メートルの地点で断念している。今回成功すると連盟登山隊としては初の7000メートル峰踏破となる。

 「氷の山の父」を意味するムスターグ・アタは、中国・新疆ウイグル自治区にある。パキスタンとの国境近くにそびえ、シルクロードの交通の要衝カシュガルからも眺望できる。近年は、日本を含めて海外から多くの登山家が訪れているという。

 同連盟は、日程や技術面、ほかの7000メートル級の山に比べて雪崩などに遭う危険性が比較的低いことなどから、ムスターグ・アタを登山隊派遣先に決めた。

 派遣は来年7月中、下旬から8月にかけての22日間を予定。このうち14日間をベースキャンプから上の登山にあてる。登山隊は10人から15人の編成で、12月上旬まで隊員を募集。来年1月と5月に合宿訓練を行い、記念登山に備える。

 県山岳連盟は、1993年夏に初めて中国のアムネマチン(6,282メートル)に海外登山隊を派遣、未踏の東面ルートでの登頂に成功している。

(2007年9月4日付 山梨日日新聞)
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