2020.1.26 News /

ライチョウ保護策、サポーターが探る

ライチョウの保護状況などを学んだ勉強会=南アルプス市地域防災交流センター

ライチョウの保護状況などを学んだ勉強会=南アルプス市地域防災交流センター

 山梨、長野、静岡3県の10市町村でつくる「南アルプス自然環境保全活用連携協議会」(会長・金丸一元南アルプス市長)は25日、市地域防災交流センターで、ライチョウの保護や飼育状況について学ぶ勉強会を開いた。

 生息南限とされる南アルプスのライチョウを守る活動をしている「南アルプスライチョウサポーター」を対象とした勉強会で県内では初開催。県内外から52人が参加した。東邦大訪問研究員の小林篤さんがライチョウの保護増殖事業について講演。東京・上野動物園の高橋幸裕さんは、ライチョウ飼育の取り組みや一般公開展示の様子を紹介した。

 「南アルプスライチョウサポーター」は、2016~18年に山梨、長野、静岡、首都圏の4会場で行われた養成講座の修了者954人が認定されている。協議会はサポーターからのライチョウ発見情報を集約し、保護の取り組みを進めている。

(山梨日日新聞 2020年1月26日掲載)

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