2019.6.22 News /

南ア県道で落石、開通見通し未定

 南アルプス市芦安芦倉の県道南アルプス公園線で21日、落石があり、県は同所の野呂川橋から早川町奈良田の開運トンネルまでの16.2キロを通行止めにした。落石は撤去したが、のり面が崩落する危険があるため、開通の見通しは未定という。

 県峡南建設事務所によると、落石があったのは広河原から南に約2キロの水沢第2洞門南側の幅員4.8メートルの道路。西側ののり面から落石防護ネットの内側に、最大で長さ約1メートルの石が複数落下し、午前7時半に通行止めにした。のり面の高さ7~8メートルに石が崩れたくぼみがあり、補強工事などで安全が確保されるまで開通しないという。

 同日は広河原につながる同県道と林道南アルプス線の冬季閉鎖が終わり、マイカー規制を開始。通行止めの影響で、奈良田~広河原の山梨交通バスが運休した。夜叉神ゲートからの林道はバス、タクシーとも通行でき、22日に広河原で行われる南アルプス開山祭は予定通り開かれる。

 (山梨日日新聞 2019年6月22日掲載)

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