県道、林道で同時実施 南ア線マイカー規制 7月から4カ月間 駐車場、計800台確保

 県は12日、南アルプスの登山口・広河原に通じる林道南アルプス線(南アルプス林道)と県道南アルプス公園線のマイカー規制を、7月1日から10月31日まで実施することを決めた。林道は昨年に続き2年連続で、県道の規制は初めてとなる。南アルプスの環境保全が目的で、通行車両をバスやタクシーなどに限定し、林道と県道の安全対策工事を進める。

 この日は、県や地元関係者、バス・タクシー事業者らでつくる南アルプス山岳交通適正化協議会(会長・石川豊南アルプス市長)が南アルプス市で第3回会議を開き、マイカー規制の実施方針を策定。石川市長らが県庁を訪れ、山本栄彦知事に協議結果を報告し、県はこれを受けて規制を決めた。

 協議会ではマイカー規制について「登山客らのニーズを的確に把握しながらバスを運行してほしい」などの要望が出た。冬季閉鎖期間(11-6月)については「将来的には、新緑の季節である6月や紅葉が本格化する11月以降も、広河原に立ち入れるようにしてほしい」などの声があった。

 実施方針によると、規制区間は林道が南アルプス市芦安-広河原間の24キロ、県道が早川町奈良田-広河原間の18キロ。期間中は一般車両の通行はできず、県道、林道ともに業者がバスやタクシーを運行する。バス、タクシーの通行時間は7月1日-8月21日と土日・祝日(繁忙期)、8月22日-10月31日の平日(通常期)に分けて時間帯を設定した。

 マイカーからバスなどに乗り換えるための駐車場は、芦安地区に約600台分、奈良田地区に約200台分を確保し、仮設トイレなども整備する。

(2005年5月13日付 山梨日日新聞)
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