2005.5.11 News / その他 /

GWの県内 遭難11件、9人死傷 登山者、件数とも増加

 山梨県警は10日、ゴールデンウイーク期間中(4月29-5月8日)の山岳遭難発生状況と人出状況をまとめた。登山者数は、各山とも残雪が少なかったことなどから昨年より約3400人増加。山岳遭難の発生件数も9件増の11件と大幅に増えた。

 登山者数は約3万8300人。山岳別では秩父山系が3万1000人(昨年比2500人増)で最も多く、御坂山系が3700人(300人増)、南アルプスが3000人(470人増)だった。

 山岳遭難は、鳳凰三山や富士山などで発生し、死者1人、負傷者数は8人だった。1日には瑞牆山で千葉県の会社員男性(51)が登山中に倒れ、搬送先の病院で死亡するなど4件の山岳遭難が集中。3日にも八ケ岳や編笠山などで3件続発した。

 県内で行われた主なイベントの人出は計約29万人で、約4万500人増加。最も多かったのは甲府・稲積神社の正の木祭り(2-6日)で、約7万人。次いで甲府・県こども祭りの約4万3000人、南アルプスアヤメフェアの約3万5000人などだった。

(2005年5月11日付 山梨日日新聞)

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