キノコ採りは万全装備で シーズン迎え県警 遭難続き、注意促す

 キノコ採りシーズンを迎え、山梨県内は入山者が増加している。昨年が10年に一度の「大不作」だったこともあり、平年並み以上となった今年は、愛好者がどっと繰り出した格好。それに伴い、遭難も相次ぎ、西八代郡三珠町では男性が死亡している。この時期の山は夜間の冷え込みも厳しく、県警は万が一を想定した装備をすることなど注意を呼び掛けている。

 「キノコ博士」として知られる県森林総合研究所の柴田尚主任研究員によると、今年は夏場に暑い日が続き、台風などで大雨が降ったことで、発生に必要な条件が整い、「平年並みかやや良」の出来。

 それだけに冷夏や長雨の影響による大不作で昨年残念な思いをした愛好者らの出足がよく、入山が多いという。

 それに伴って遭難も発生。北巨摩郡須玉町小尾の山中では行方不明になった男性(67)が翌日、韮崎署員などが捜索して無事発見されたが、三珠町の大畠山ではキノコ採りの経験がほとんどなかった男性(75)が仲間とはぐれて行方不明になり、5日後に遺体で見つかった。

 県警地域課は「一人では山に入らないでほしい。万が一遭難することも想定して、水や食料、防寒対策をしっかり準備することが必要」と呼び掛けている。

(2004年9月22日付 山梨日日新聞)
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