通行規制でバス増発 山梨交通 17日から南アルプス広河原線

 山梨交通(甲府市飯田3丁目、小沢建雄社長)は、南アルプス林道の2年ぶりの通行再開を受け、17日から「南アルプス広河原線」のバスを運行する。マイカー規制と通行時間規制に対応したダイヤを編成。南アルプス市芦安地区の駐車場を経由する路線を新設し、運行本数も増便する。10月末まで開通記念の割引サービスを実施する。

 2002年度までのJR甲府駅から広河原ロッジを結ぶ路線に加え、南アルプス市が芦安地区に整備している市営駐車場(190台)に停留所を設け、同停留所を経由する新たな路線を運行。同駅と駐車場がそれぞれ発着点となる。

 17日から8月25日までと、同26日から10月31日までの土曜、休日の始発は、同駅が午前4時半、同駐車場が午前5時34分。最終便は広河原ロッジ発午後5時15分で、同駐車場を経由し、同駅までを結ぶ。(一部、期間によって異なる)。最盛期の運行本数は従来の1日6・5往復から10往復になる。

 10月末まで、同駅から登山口入口の大樺沢出合までの運賃を、通常の1910円から1700円に割引する。

 一方、南アルプス市は、金山沢温泉と同市役所芦安支所周辺にも計約370台の臨時駐車場を用意する。

(2004年7月10日付 山梨日日新聞)

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