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山梨県警は28日、7月1日~8月24日に県内で発生した山岳遭難は46件で、前年同期比で10件(27・8%)増えたと発表した。南アルプス山系での発生が31件で7割近くを占め、北岳での遭難が18件だった。 県警地域課によると、山系別の遭難件数は南アルプス山系に次いで秩父山系が10件、富士山と大菩薩・道志山系が2件、八ケ岳が1件だった。内容は転倒が15件、滑落12件、発病7件の順だった。 遭難者は前年同期より11人多い47人。年齢別では50代14人、65~69歳7人、40代6人の順だった。居住地別では東京13人、神奈川、埼玉、千葉、国外が各4人、山梨が2人となっている。富士山の遭難者数は2人で、昨年の開山期間中(7月1日~9月10日)は5人だった。 県警が28日に開いた定例会見で発表した。
(山梨日日新聞 2025年8月29日掲載)