ジオパーク登録へ申請書作成を確認 南アルプス世界自然遺産登録県連絡協議会

 県内4市町でつくる南アルプス世界自然遺産登録県連絡協議会(会長・今沢忠文南アルプス市長)は1日、北杜市役所で本年度総会を開いた。来年度以降、南アルプスの山梨県側をジオパークに登録するため、申請書作成の準備を進めることなどを確認した。

 ジオパークは科学的に貴重で特色のある地質遺産を複数含んだ一種の自然公園。他県では長野県側が先行して「南アルプスジオパーク(中央構造線エリア)」として認定されている。山梨県側でも認定を目指し、3県で世界ジオパークに指定されることで、世界自然遺産登録に向けた弾みにしたいという。

 総会には南アルプス、北杜、韮崎、早川の4市町の関係者ら20人が出席。事業計画や予算案などを可決した。また、南アルプス自然保護官事務所の宮沢泰子上席自然保護官が、シカによる食害対策などについて報告した。

(2010年6月2日付 山梨日日新聞)

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