2016.3.12 News /

南ア山麓 自転車縦走「ツール・ド・富士川」北へ拡大県内最長の190キロ設定

富士川町のNPO法人やまなしサイクルプロジェクト(青木茂樹理事長)は11月19、20の両日、自転車で南アルプスの山麓を巡る「南アルプスロングライド2016」を開く。3年前に始めた峡南地域を巡る自転車イベントをリニューアルし、走行距離は2日間で最長約190キロに上る。同法人によると、県内のサイクリングイベントでは最長距離という。

これまで開催していた「ツール・ド・富士川」は、富士川流域の市川三郷町や身延町などを巡る107キロと35キロの2コースだった。近年のサイクリング人気を背景に参加者が年々増えているため、峡北方面を走る83キロ分のコースを加えた。

1日目に83キロと35キロ、2日目に107キロのコースを設定し、最長コースを選ぶと2日間で計190キロを走ることになる。

最長コースは標高差が最大約500メートルで、獲得標高を累積すると約2900メートルに達する。一定の間隔で、水分補給などができるエイドステーションと呼ばれる休憩所を設け、参加者が手軽に食べられる地元食材などを提供する。

タイムは競わず、参加者は縦一列になって走行。日本人で初めて「ツール・ド・フランス」に出場した今中大介さん=甲府市=も参加する。

同法人の担当者は「富士山、南アルプス、八ケ岳など素晴らしい風景を楽しみながら走ってほしい」と話している。

申し込み締め切りは10月31日。南アルプスロングライド2016のホームページで手続きをする。参加費は83キロ、107キロが各7千円(両コース申し込みは千円引き)。35キロが4千円。問い合わせは同法人、電話0556(48)8239。

(山梨日日新聞 2016年9月15日付)

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