2014.6.15 News /

車いすで登山楽しむ 櫛形山 NPO企画、舗装コース活用

 南アルプス市の櫛形山で14日、車いす生活を送る障害者が登山に挑戦した。地元のNPO法人が、山登りを楽しんでもらおうとツアーを企画し、16人が参加した。ボランティアの手を借りながらも自らの手で車輪を回し、舗装されたトレッキングコース約1.4キロを登り切った。参加者は「登山の醍醐味だいごみを味わえた」と感想を話していた。

 ツアーを企画したのは、同市のNPO法人南アルプスファームフィールドトリップ(小野隆理事長)。昨年7月、櫛形山に車いすでも通れる一部を舗装したトレッキングコースができたことから活用することにした。

 山梨車いす生活者の会「ステップアップ」、「支えあう会『ピーチ&グレープ』」の車いすの障害者16人と、ボランティアスタッフら16人が参加。展望台までのなだらかな傾斜を、草花の香りや吹き抜ける風を感じながら登った。

 甲府市下向山町の無職田中喜夫さん(75)は「もう山に登ることは難しいと思っていたので、ツアーを企画してくれて感謝している。自分の力で山を登って、美しい景色を見る山の醍醐味を味わえた」と話している。

 【写真】車いすでトレッキングを楽しむツアーに参加した障害者ら=櫛形山

(2014年6月15日付 山梨日日新聞)
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