2014.4.25 News / 登山 / 人物・団体 /

南アルプスエコパーク登録見通し ユネスコ諮問委が勧告

 ユネスコの国際諮問委員会が、南アルプス登録の推薦書を「承認」「条件付き承認」「延期」「却下」の4段階で評価。結果は非公開だが、「登録へ前進した」(関係者)内容だったという。6月の人間とMAB国際調整理事会の審議で正式に判断する。

 ユネスコエコパークは生態系の保全と持続可能な利活用の調和が目的。厳格に自然を守る「核心地域」、保護管理しながら環境教育や観光レジャーに利用できる「緩衝地域」、人が暮らし社会、企業活動ができる「移行地域」の三つに地域分けされる。

 南アルプスの範囲は山梨、長野、静岡の10市町村にまたがる約30万2千ヘクタールで、「志賀高原」(群馬、長野県)、「白山」(石川、岐阜、富山、福井県)など国内のエコパーク5カ所と比べて広い。山梨県内は南アルプス市と早川町の全域、韮崎市、北杜市の一部を指定している。

 (2014年4月25日付 山梨日日新聞)

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