2013.12.18 News / 自然文化 / 交通・郵便 /

芦安の市営駐車場、有料化 南ア市が検討 登山者用設備の維持費に

 南アルプス市は芦安地区にある複数の市営駐車場の有料化へ向け検討を始めた。市営駐車場は夏場、南アルプスに向かう登山者が多く利用。徴収した料金は、トイレの改修など登山者が利用する設備の整備費用などに充てたい考え。芦安地区以外の無料市営駐車場との整合性や利用者の理解をどのようにして得るかを課題としている。料金や徴収時期、徴収方法などは未定だが、中込博文市長は「周辺整備の財源確保の観点から、(有料化が)必要」と話している。

 市観光商工課によると、南アルプス・広河原に通じる県道と林道のマイカー規制を行う登山シーズンは、広河原へ向かうバスの発着点となる芦安地区に多くの登山者が車を止める。芦安地区には旧芦安村時代から、八つの公営駐車場が整備され、利用は無料で施錠されていない。

 7月中旬の繁忙期には、八つの駐車場以外にも臨時駐車場を設け、計約600台の登山者の車を収容。駐車場の警備員の人件費や駐車場に設置する簡易トイレの清掃費は市が負担。負担額は例年120万円前後という。

 このため、市は駐車場の有料化の検討を開始。市は「山岳トイレ改修や増設、乗り合いタクシーを含めた山岳バスの増便対策などを行い、利用者の理解を得て、関係機関と調整したい」としている。

 一方、行政や民間団体で組織する南アルプス山岳交通適正化協議会が入山者から負担を求める協力金について、中込市長は「これまで以上に登山者の安全対策を含めた環境整備に充てられるよう協議会に見直しを提案したい」と増額の意向を示している。

 協議会事務局の県観光資源課によると、協力金はマイカー規制のゲートを通過する登山者に片道100円ずつ協力を求め、昨年度は約750万円が集まった。ゲートの維持管理などに利用している。

 【写真】南アルプス市が有料化の検討を始めた市営駐車場=南アルプス市芦安芦倉

 (2013年12月18日付 山梨日日新聞)
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