2013.10.10 News /

市営温泉「ヘルシーハウス山渓園」休館へ 南アルプス 利用者減や石油高騰で

 南アルプス市は同市芦安芦倉の市営温泉施設「ヘルシーハウス山渓園」を10月末で休館する。同施設は地域住民のほか、市外からの登山客らに長年親しまれたが、利用者が年々減少し、石油や電気代が高騰していることから、経費削減を理由に休館を決めた。

 市によると、同施設は1992年に旧芦安村が建設。地元住民のほか、南アルプスに登る登山者から人気を集め、開所当時は年間1万人以上が利用した。しかし、地元住民の高齢化などを背景に、近年は利用者が減少。2010年度は4503人、11年度4045人、12年度は3619人にとどまった。

 市内には芦安地区の3施設を含め、市営温泉が7施設ある。昨年10月の行政改革推進委員会では、経費削減の観点から、温泉施設を含む公営施設を統廃合するよう答申された。市は「公共施設再配置の方針」をつくり、本年度末までに同施設を廃止することを決めた。

 市商工観光課によると、同施設の昨年の指定管理委託費は690万円。同課の担当者は「利用者に対して経費が多いために休館を決めた。将来的には施設を民間企業や地元住民に売却し、再開する道はあるが、現段階でめどはたっていない」と話している。

 【写真】休館が決まったヘルシーハウス山渓園=南アルプス市芦安芦倉

 (山梨日日新聞 2013年10月10日付)
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