甲州弁絵画で表現 五緒川さんが講座

甲州弁を使った文章と絵を考えたワークショップ=南アルプス市立美術館

 甲州弁を絵で表現するワークショップが30日、南アルプス市立美術館で開かれた。甲州弁に関する著書で知られる五緒川津平太さんが講師を務め、参加者は甲州弁を使った文章を作り、水彩絵の具やクレヨン、ペンなどを使って自由な絵画表現を楽しんだ。
 県立美術館が毎年実施している「みんなでつくる美術館(みなび)」事業の一環。五緒川さんが「同じ意味でも標準語と甲州弁で見える風景は変わってくる。甲州弁を楽しんでほしい」と呼びかけ、参加者は甲州弁の名詞、形容詞、副詞、動詞がそれぞれ書かれたくじを引き、「おらんとう」「こうしゃっぺー」「うっぱしる」など4~5単語から文章を作り、絵に表現した。

(山梨日日新聞 2025年8月31日掲載)

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