2010.10.01 News / 登山 / 山小屋 /

北岳山荘運営委託へ 南アルプス市 指定管理導入も検討

 南アルプス市は、南アルプス・北岳山頂近くにある北岳山荘について、運営業務を第三者に委託する方向で検討する方針を固めた。年間宿泊者数は6000人以上と南アルプス北部エリアの中でトップクラスで、市が直営している唯一の山小屋。指定管理者制度導入などを視野に、サービス向上と経費削減を図り、山岳振興につなげる考えだ。

 市観光商工課などによると、山荘は1977年に県が建設。2007年に亡くなった建築家黒川紀章氏の設計で、延べ床面積は約540平方メートル。150人を収容し、県から借り受けて市が運営している。年間宿泊者はピーク時には1万人を超え、近年も6000人以上で推移している。

 山荘の開設期間は例年6月中旬~11月上旬。シーズン中、市の専属職員を配置しているが、今後も継続的に配置することが困難な状況などから、山荘の望ましい在り方を模索することにした。現在、市が所有する白根御池小屋など四つの山小屋はNPO法人などに管理、運営を委託している。

 市は、山荘のほか、施設に隣接する北岳診療所の運営、山小屋に民間ヘリコプターで食材を運ぶ際などの空輸契約を行っているが、山荘運営以外は従来通り市が担う方針。

 北岳山荘は本年度、大規模な改修工事を実施。修繕が終了する来年度以降の管理運営について、今後議論を交わしていくという。

 (2010年10月1日付 山梨日日新聞)
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