2010.7.17 News / 登山 / 人物・団体 /

有望価値ランク分け 学術検討委が作業開始 南アルプス世界遺産登録

 南アルプスの世界自然遺産登録に向けて、地形や地質、生物などの学術的価値を探る総合学術検討委員会がこのほど、南アルプス市若草生涯学習センターで開かれた。キタダケソウやライチョウなど、南アルプスの価値を証明するための判断や評価の基準となる「クライテリア」の選定作業を行った。

 同検討委は山梨大の花岡利幸名誉教授ら、山梨、静岡、長野の関係3県の検討委メンバー35人で構成。地形・地質、生態系・生物多様性、自然景観・共生の各専門部会があり、南アルプス全体の学術的価値を集積するための検討や情報交換を行っている。

 同検討委はこれまで、南アルプスのクライテリア項目の一覧表を作成。ホテイアツモリなど南アルプスが誇る希少な動植物が掲載されている。来年1月をめどに各メンバーが一覧から「特に有望な項目」などにランク分けする方針。選定後は環境省へ情報提供し、世界自然遺産登録へ向けての資料にしていく考え。

 同日は各メンバーや事務局を務める3県の自治体担当者ら約50人が出席。各専門部会に分かれ、クライテリアの選定作業を進めた。次回は9月ごろに実施する予定。

(2010年7月17日付 山梨日日新聞)
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