蔓払い安全登山祈る 南アルプス広河原で開山祭

 北岳など3000メートル級の山々が連なる南アルプスの夏山シーズンが幕開けした。登山口の拠点・広河原では26日、開山祭(南アルプス市、市観光協会主催)が開かれ、「蔓(つる)払い」の儀式で登山者の安全を祈った。

 開山祭には関係者約200人が出席。NPO法人芦安ファンクラブのメンバーが山の案内役に扮(ふん)し、組み上げた蔓をおので切り開いた。夜叉神太鼓の演奏もあり、そばや同市特産の桃が参加者に振る舞われた。

 開山祭前には、環境省が整備を進めてきた、登山情報の提供などを行う「野呂川広河原インフォメーションセンター」の開館式も行われた。

 一方、県山岳遭難対策協議会南アルプス支部と南アルプス署は同日、夏山山岳遭難事故防止指導所を設け、登山者に登山計画書の提出を求めるなど事故防止を呼び掛けた。同署は7月17日から同センター内に臨時警備派出所を開設する。

 【写真上】組み上げた蔓をおので切り開いた「蔓払い」
 【写真下】新たに完成した野呂川広河原インフォメーションセンター=いずれも南アルプス市内

(2010年6月27日付 山梨日日新聞)
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