2020.6.12 News /

南ア市の眺望、360度ぐるり

市観光協、山なみマップで紹介

 南アルプス市観光協会は、市内から見える山々を描いたイラスト地図「南アルプス市360°山麓ぐるっと山なみMAP」を作った。市商工会の公認キャラクターでイラストレーターの「オエムシくん」が製作を担当。地域の自然や文化財など市内の魅力も紹介している。

南アルプス市観光協会が作ったイラストマップ

南アルプス市観光協会が作ったイラストマップ

 協会によると、北岳など標高が国内1~3位の山が望める市内の展望の良さをPRしようと作った。はがきサイズに折りたため、広げると縦15センチ、横73センチのイラスト地図になる。

 表は、市の西側にある櫛形山や北の八ケ岳、東の大菩薩嶺などを描き、標高を書き入れている。裏は甲州市方面の牛奥ノ雁ケ腹摺山から、南の富士山、源氏山(富士川町)まで描いた。両面をつなぐと360度の視界を再現できる。

 また南アルプス市にある国指定天然記念物「三恵の大ケヤキ」や、重要文化財「安藤家住宅」などの位置も示して解説。市特産のスモモやサクランボなどの果物を県内他地域の生産量と比べながら紹介している。

 約2000部作り、道の駅しらねで配布している。市観光協会の担当者は「山を好きな人も楽しめると思う。市内から見える山の名前を確かめたり、登ってみたいと思ってもらえればうれしい」と話している。

(山梨日日新聞 2020年6月12日掲載)

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