2006.8.01
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薬師岳小屋 より快適に 45年ぶりリニューアル 26日オープンへ準備着々
薬師岳小屋は、1972年に鉄骨平屋建ての避難小屋として県が建築した。2003年に県から韮崎市、14年に市から現在の経営者小林賢さん(68)へと建物が譲与された。経年により老朽化が目立っていたことから、小林さんが建て替えを決めた。旧建物は、昨年8月に営業を終了し、取り壊した。
近年は、中高年の登山客が増加していることなどを踏まえ、これまでの小屋より1人当たりの就寝スペースに余裕を持たせた。2階にはフリースペースもつくり、登山客同士が談笑できる空間にする。建築費や空輸費などの約1億2千万円は、全額を小林さんが負担する。
3日現在、建物の内外装の工事は完了。今後、給排水やガスなどの設備工事を行い、26日のリニューアルオープンを目指している。小林さんは「今までの建物より密閉度が高まり、暖かい環境で寝られるようになる。より快適な空間で、多くの人に薬師岳の魅力を味わってもらいたい」と話している。
【写真上】完成した新しい薬師岳小屋=薬師岳
【写真下】新しい小屋の建材などを荷揚げするヘリコプター=薬師岳
(山梨日日新聞 2017年8月4日付)