甲斐駒山開き 神事観光協主催に 北杜市 政教分離ふまえ変更

 旧白州町が主催して、毎年7月1日に行っていた甲斐駒ケ岳の山開きの神事を、今年から白州町観光協会が主催することになった。合併に伴い北杜市に引き継ぐことも検討されたが、市は「憲法で規定された政教分離の観点から望ましくない」と判断した。

 山開きは、白州町竹宇の登山道入り口にある甲斐駒ケ岳神社で、登山者の安全を祈願する神事が行われる。戦前から続けられている行事で、旧白州町が長年にわたって主催してきた。

 市町村が主催して神事を行うことについて、県市町村課は「判例でも慣習や目的によって違憲、合憲の判断が分かれており評価は難しい」とする。

 県内他地域では、八ケ岳では八ケ岳観光協会、富士山5合目では富士山5合目観光協会など、観光協会が主体となって行うケースが目立つ。

 市の曽雌源興助役は「地元では長く認められていた慣習でも、合併したほかの地域の住民には受け入れられない恐れもあり、主催団体を変えた」としている。

(2005年6月30日付 山梨日日新聞)
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