「芦安堰堤」完成100年でフェス 砂防の歴史、役割学ぶ 

芦安堰堤を見学する参加者=南アルプス市芦安芦倉

 南アルプス市芦安芦倉の砂防ダム「芦安堰堤」の完成100周年を記念し、県は7日、市内で「やまなし砂防フェス」を開いた。市内の砂防施設を巡る見学会や、砂防を学ぶトークセッションを実施し、甲府盆地を水害から守る歴史的役割を伝えた。
 市教委文化財課などによると、御勅使川流域では水害が頻発し、芦安堰堤は旧内務省の直轄事業として整備された。従来の石積みに加え、コンクリートを用いる新工法を日本で初めて導入。1918年完成の重力式の堰堤の上に、アーチ式の堰堤を増設した特徴的な造りで、高さ22・6メートル、長さ66・6メートルの堰堤は26年11月に完成した。国の登録有形文化財になっている。
 見学会には県内外から約40人が参加。同課担当者らが砂防施設の歴史を解説しながら、芦安堰堤や枡形堤防などを巡った。

(山梨日日新聞 2026年3月8日掲載)

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