秋の味「あんぽ柿」南アで出荷始まる 小玉傾向、仕上がり良質

「あんぽ柿」の品質を確認する職員=南アルプス市百々

 南アルプス市特産の「あんぽ柿」の出荷が13日、同市百々のJA南アルプス市百田共選所で始まった。夏の猛暑や少雨の影響で小玉傾向にあるものの、良質なものに仕上がったという。
 あんぽ柿は、ころ柿よりも水分量が多く、ゼリー状の食感が特徴の干し柿。昨年より3日遅い出荷となった同日は、農家8軒が「平核無」のあんぽ柿約500キロを持ち込み、JA職員が乾燥の度合いや色合い、酸化防止剤が入っているかなどを検査した。出荷されたあんぽ柿は京浜市場などに並ぶという。
 同JAによると、出荷のピークは今月下旬~11月下旬で、12月末までに約170トンの出荷を見込む。

(山梨日日新聞 2025年10月14日掲載)

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