南ア市のマガジン中学生と創刊へ ゆかりのクリエーターが活動

ローカルマガジンの創刊準備を進める中学生とクリエーター=南アルプス市下宮地

 南アルプス市ゆかりのクリエーターが、市内の中学生と一緒に市の魅力を伝えるローカルマガジンの創刊に向けて活動を始めた。記事の書き方や写真撮影の方法などプロの仕事を伝え、来年3月に市内で無料配布することを目指す。8月24日には市内で説明会とワークショップが開かれ、芦安、白根巨摩中の生徒3人が参加した。
 冊子の創刊を準備しているのは、ライターの野呂瀬亮さん(33)=同市上市之瀬=と、南アルプス市在住、または出身のイラストレーターやフォトグラファーら5人でつくる「市『こどもローカルマガジン』制作委員会」。北杜市内の小中学生が記者となり発行する冊子「ほくとこ」の編集に2年間携わる野呂瀬さんが「地元の子どもたちと一緒に、地域の魅力の発掘と発信に取り組みたい」と企画した。
 24日は、全国の中学生に南アルプス市の魅力を伝えることを想定した本の表紙を考えるワークショップを開催。参加者はテーマやキャッチコピーを考えた。
 9月7、21日、10月5日にはライターやフォトグラファーが文章や写真撮影の講座を開き、参加者は随時取材先のリサーチを進める。11月8日には全国でローカルマガジンの編集に携わる子どもが集う交流イベントにも参加する。9月7日まで同市在住の参加者を募集している。定員10人。問い合わせ、参加申し込みは野呂瀬さん、電話080(1215)7478。

(山梨日日新聞 2025年8月25日掲載)

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