2016.1.30 News /

早川町と静岡2市町連携 南ア活性化協設立

 早川町と静岡市、静岡・川根本町は29日、南アルプスの自然保護に連携して取り組もうと「南アルプス南部地域活性化推進協議会」を設立した。保護活動を通して交流を活発にし、各地域の活性化にもつなげる。

 同協議会は市町長、正副議長、職員、住民の代表計27人で構成。南アルプスが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録されたことを受け、エコパークを構成する10市町村のうち、南アルプスの南部に位置する3市町の連携を深めようと、早川町の呼び掛けで実現した。

 同日は、同町役場で設立総会を開いた。事前の役員会で同市議会の繁田和三議長を会長に選んだ。自然環境保護に取り組み、エコパークに関する調査を行うとした事業計画を承認。同町と同市を結ぶ林道「井川雨畑線」の整備に連携して取り組むとした。

 辻一幸早川町長は「3市町が深い関係を築き、交流をより活発にしたい」とあいさつ。繁田会長は総会後の取材に「意義深い取り組み。実になるように努力したい」と話した。

 【写真】協議会の事業計画などを話し合った設立総会=早川町役場

 (山梨日日新聞 2016年1月30日付)

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