2015.6.24 News /

南アルプス林道、あすからマイカー規制

 南アルプスの登山口である広河原に通じる林道と県道の冬季閉鎖が解除され、マイカー規制が25日から始まる。規制は、車の排ガスを抑制して自然保護につなげるのが目的。南アルプスは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録されてから2年目の夏山シーズンを迎える。

 マイカー規制は、南アルプス山岳交通適正化協議会(会長・金丸一元南アルプス市長)が実施。林道南アルプス線(夜叉神~広河原間14キロ)と、県道南アルプス公園線(奈良田~広河原間18キロ)の2ルートで11月9日までの138日間実施する。

 期間中、一般車両は通行できず、林道、県道とも業者がバスやタクシーを運行する。今シーズンも管理費や環境保全対策費として、利用者に片道100円の負担を求める。マイカー客がバスやタクシーに乗り換えるための駐車場は、芦安地区に約550台分、奈良田地区に約300台分が確保されている。
 県中北林務環境事務所によると、林道南アルプス線の広河原の3キロ手前の立石沢付近で4月中旬に起きた土砂崩落の復旧工事は終了しておらず、交通誘導員を配置するという。

 昨年は夏山シーズン中に土砂崩落が発生し、林道南アルプス線が53日間通行止めとなった。芦安地区で白雲荘を経営する伊東隆雅さん(62)は「昨年は土砂崩落で大きな痛手を受けた。エコパーク登録から1年がたった今年は多くの観光客が訪れることと、何も起こらずにシーズン通して通行できることを願っている」と話している。

 (山梨日日新聞 2015年6月24日付)
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