地下通るリニア、環境保全要請へ JRに山梨、静岡知事

 南アルプスの生物圏保存地域「エコパーク」登録を受け、山梨、静岡両県知事は12日、この地域の地下を通る計画のリニア中央新幹線について、JR東海に万全の環境保全措置を取るよう求めていく考えを示した。

 横内正明知事は同日の会見で、「昨年6月の富士山世界文化遺産登録に続き、県民にとって大きな喜び。貴重な自然環境の保全はもちろん、自然と調和した持続的な利活用を図ることが期待される」とコメントした。

 リニア中央新幹線では「知事意見では動植物や水資源、トンネル掘削残土などに十分な配慮を要請した。JR東海には今後とも対応を求めたい」と述べた。

 静岡県の川勝平太知事は浜松市内で取材に応じ、リニア中央新幹線について「もう一度立ち止まるようにとの警告が天から発せられた。(リニア新幹線)工事が南アルプスに差しかかる際には、生物圏の保存が第一命題だ。これにもとることはしてはならない」と強調した。

(2014年6月13日付 山梨日日新聞)
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