南アルプスの自然、信仰学ぶ 連続講座開催21日から山梨県立大で富士と対比、実像探る

南アルプスについて学ぶ連続講座「南アルプスの自然と文化~富士山との比較で探る」(県立大地域研究交流センター主催)が21日から、甲府・県立大飯田キャンパス講堂で開かれる。南アルプスの世界自然遺産登録に向けた周辺自治体の機運が高まる中、専門家10人が世界文化遺産の富士山と対比しながら、9月まで5回にわたって山の成り立ちやライチョウの生息状況など南アルプスならではの生態系について解説する。

連続講座では日本第2の高峰北岳を中心に、山岳信仰や山麓の治水事業、登山の歴史を紹介。初回は21日午後1時半から、「南アルプスの山岳景観」をテーマに、南アルプス芦安山岳館の塩沢久仙館長と県埋蔵文化財センター元所長の新津健さんが話す。

9月8日の講座では、やまなし野鳥の会の村山力さんが「南アルプスのライチョウの生息状況」と題し講義。国の特別天然記念物ライチョウは南アルプスが生息地の最南端とされ、村山さんはライチョウがすむ理由や繁殖の状況を解説する。

講座のコーディネーターを務める県立大の輿水達司特任教授は「南アルプスが地域資源として高い価値を持つことを再確認してもらうため、知られざる歴史と文化を分かりやすく紹介したい」と話している。

参加は無料。申し込みは地域研究交流センター、電話055(224)5260、ファクス055(224)5386、メールアドレス ucre-accept@yamanashi-ken.ac.jp。記入項目は、名前と住所、電話番号、参加予定日。各回の当日受け付けも可能。

(山梨日日新聞 2013年7月19日付)

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