2012.7.08 News / 祭り・イベント /

ライチョウ情報、協力呼び掛け 日本山岳会、甲府で山の博覧会 専門家が南アルプス語る

 日本山岳会山梨支部(遠藤靖彦支部長)は7日、甲府・山梨学院メモリアルホールで、第8回山の博覧会「山を知ろう山へ行こう」を開いた。

 南アルプスをテーマに開き、南アルプス市みどり自然課の広瀬和弘さんと東海フォレスト常勤顧問の河原義彦さん、同市芦安山岳館の塩沢久仙館長の3人がそれぞれの立場から、南アルプスの現状や今後について講演した。

 北岳などに生息する特別天然記念物ライチョウについて話した広瀬さんは、「ライチョウを守っていくためには、個体数の把握とともに生育環境の変化を知らなければならない。登山者に目撃情報を寄せてもらうことも重要」と、来場した山岳愛好家ら約400人に協力を呼び掛けた。

 エベレストの女性最高齢登頂記録を更新した、渡辺玉枝さん(富士河口湖町)による特別講演もあった。

 【写真】南アルプスをテーマに開かれた山の博覧会=甲府・山梨学院メモリアルホール

 (2012年7月8日付 山梨日日新聞)

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