収穫大根 保護者に販売 白根源小の特別支援学級児童

 南アルプス・白根源小の特別支援学級の児童は、収穫した大根を保護者らに販売するイベント「だいこんうりば」を開いている。児童が社会経験を積み、主役になれる機会をつくろうと2020年から始まった取り組みで、今年で5回目。販売で得た収益は自立活動や寄付に活用する。
 17日に開かれた「だいこんうりば」には、同日朝に学校農園で収穫した大根約200本や、カボチャ、ぎんなんなどが並んだ。同校の特別支援学級に通う2~6年生16人は準備した看板やポップを並べ、訪れた保護者や教職員に「いらっしゃいませ」と大きな声をかけた。
 イベントは仲間と協力し、出店準備や接客を通じて社会性を育もうと、自立活動の一環で実施。児童は保護者や教職員とともに、会計や包装などを担った。
 収益金は、遠足での買い物体験の費用に充てるほか、募金する予定。

(山梨日日新聞 2025年11月29日掲載)

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